探しもの

君は誰なの

なぜいつも目の前に立つの

お願いだからそんな

綺麗な姿で惑わさないで

探しものをしてるんだ

いつまで経っても見つからないけど

邪魔をしないでほしい

見落とすわけにはいかないから

 

相変わらずそこに居るから

いい加減に慣れてしまった

いつでも付いてくるから

正体にも気付いたよ

 

傍にいるのは幻で

触れることはできなくて

本当はもっと遥か彼方

見えないところに居るってことも

 

 

必要なものは見つからなくて

欲しいものはたくさんあった

例えば君とか幻は

何一つ手に入らない

 

君は何なの

いつまでそこに居座るつもり

探し物をしてるんだ

どこにあるか知ってるかい



宝物

ずっと昔のことだけど

道端で拾った宝石が

あの頃からの宝物

今も大切な宝物

見せてあげるね もう一度

あれ どこに置いたっけ

確かにこの辺だったはず

あれ 石ころしか見つからない

 

あの頃あった輝きを

もう失ってしまったの

それともこの目にはもう

映らなくなってしまったの

 

視界が広くなるにつれ

本当のことが分かるようになった

騙されることが少なくなって

信じることができなくなった

 

世界を知るのに都合がいいの

それとも世界に都合がいいの 




夢を探していた

世界が定めた自由を与えられて

夢のような夢は

夢とは認めてもらえない

だから

気付かない振りをした

 


 

甘美な詩

 

痛みを消した 麻酔のように

傷を癒した 薬のように

世界を変えた 魔法のように

憧れた 夢のように

 


ひとりぼっちのやまびこは

かえすことばをしらないの

 


 

音で音を閉ざしてみた

何も聞いてない

何も知らない

 


 

 

 

言葉なら

とうに使えたはずなのに

 

壊すのは簡単でしょう

痛めつけて

弱らせて

縛りつけて

支配する

そんなことは

簡単でしょう

いくつだって知っている

 

だから

ただ怯えるだけ

言葉なら

とうに使えたはずなのに

 


 

束の間の非日常には

いつも釘付けになる

たとえば

嵐の朝

お祭りの夜

旅先の窓

頁の中

 


 

物語を綴るのは

 

世の理が邪魔をして

叶わないからしかたなく

欲しい世界を描くのです

 

逃げ場になれたら

地図になれたら

糧になれたら

答えになれたら

 

言の葉の力を借りて

運命さえも操って

せめてもの願いを込めて

幻想世界を描くのです




 

神様になれない不器用は

 

神様ごっこを繰り返す

糸を紡ぐ

布を織る

縫い合わせる

また歪

 

いつか神様になれるよう

言葉を紡ぐ

文を織る

縫い合わせる

まだ歪

 

それでも何度も繰り返す

 


 

 

世界があるから存在するのか

存在するから世界があるのか

 

存在のための理由なのか

理由のための存在なのか

 

そんなことは

どちらでもいいのか

どうでもいいのか

 

いずれにしても

理由こそが望みであり

世界は在るから有るのだと



そして

 

気付かなかった

気付かない振りをしていた

気付きたくなかった

でも気付いてしまった

 

それは糧 進むために必要なもの

それは夢 空想的な理想 願望

それは幻 あるようでないようで

それは月 地を照らし景色を彩る

それは意味 価値を示す

それは理由 そのために在る

それは神様 世界を創り支配する

それは世界 わたしのすべて




 見つけた答え

 

夜空に月を探すのは

存在の意味を示すから

月影を望むのは

世界の在処を照らすから

 

糧は旋律魔法の言葉

望月傷跡夢幻の彼方

目的地は糧の中

世界の全てはそのために


創作の授業で提出した課題。
最後の手段として仕方なく急いで昔のネタ長を引っ張り出したりしながら作って、
直前まで出すかどうか迷ってたけど、意外なことに評価は良かったから公開してみる。
気に入らないのもあるけどそのまま。





 



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